失敗した理由は? 「テクテクテクテク」終了の理由 -ねっとのおもちゃ

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日本製の「Pokémon GO」こと「テクテクテクテク」。2019年6月17日午前11時59分をもって、サービスが終了している。

「テクテクテクテク」とはどんな「位置ゲー」だったのか

f:id:uooron:20220116142848j:plain敵キャラクターとして登場するゴジラ


「テクテクテクテク」は、2018年11月にドワンゴがリリースしたスマートフォン向けゲームだ。「不思議のダンジョン」などの作品で知られる中村光一氏と麻野一哉氏が開発していることで、ゲームファンなどから注目を集めていた。新しいゲームジャンルということもあって、プレイしていないが名前は知っているという人が多いと思う。


このゲームは「位置ゲー」と呼ばれるGPSを使用する新ジャンルのゲームであり、ゲーム内でキャラクターを操るのではなくリアルな世界を実際に移動して楽しむゲームだ。現在では、「ドラクエウォーク」「Pokémon GO」などの作品がこのジャンルの有名タイトルだが、当時テクテクテクテクも位置ゲーを代表しているタイトルだった。

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位置ゲーを代表するドラクエウォークとPokémon GO

Pokémon GOとの違い

↓テクテクのプレイ画面

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Pokémon GOと比べてテクテクが特徴的だったのが「実際の地図」にこだわった点だ。IngressやPokémon GOにおける地図は単なるフィールドであり、ポケストップやジムといった、「地図上に存在するスポット」が重要だった。

これに対しテクテクでは、自分が移動したエリアの地図を「塗る」ことでポイントを獲得し、敵と戦ってレベルアップしていくという仕組みになっている。地図も実際の都道府県や市区町村を塗っていくという、「現実の住所」を意識させる仕様だ。

ざっくりと説明すると『スプラトゥーン』と『ゼルダの伝説』のような違いである。


なぜ失敗したのか...

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そもそも、なぜ失敗したのか?と思いますよね。ポケモンゴーと類似したゲームなのになぜそこまで人気が出ず、サービス終了まで追い込まれてしまったのか理由を詳しく説明しましょう。

『課金システムの悪さ』

このゲームが終了した理由はこの『課金システムの悪さ』が影響している。
テクテクテクテクの課金要素は宝箱だ。宝箱は入手時に施錠された状態で、これを宝箱枠に登録すると一定時間で宝箱が開鍵され、アイテムが入手できる。このシステムは、世界的に人気な『クラッシュロワイヤル』にもあり、ゲームでは定番の課金要素なのだ。しかし、テクテクテクテクは致命的なミスを犯していたのだ。

テクテクテクテクの宝箱システムとは?

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テクテクの宝箱はグレードごとに解錠までの時間が異なる上に、入手した宝箱は
24時間経つと消えてしまうというシステムだ。このシステムが課金システムに大きく影響してしまったのだ。

課金で得られるものとしては、宝箱のロック中に使う『枠』の拡張である。
運営の意図としては、
「宝箱枠を買って増やせば時間切れになる前に宝箱をたくさん開けられますよ」

と言いたかったのだろう。しかし、課金してから一週間たつと枠がリセットされ、もう一度課金しなければならない。この課金システムはプレイヤーのモチベーションにつながらず、なんならプレイヤーを減少させていった。



いかがだったでしょうか。今回はネットミーム第二弾ということで『テクテクテクテク』について解説、紹介してみました。前回はツナマヨおにぎりについてまとめたので、興味のある方は下記のリンクからどうぞ!!!

ツナマヨ民激おこ事件』の記事は↓↓↓